統合性に優れたSCIEX OSソフトウェア製品を発表
操作性、効率性、整合性を兼ね備えたSCIEX OSソフトウェアで、質量分析の最新技術を強化

July 09, 2020

マサチューセッツ州フラミンガム — ライフサイエンス分析技術の世界的リーダーであるSCIEXは、SCIEXの革新の中核となる統合性に優れたソフトウェア、SCIEX OSソフトウェアを発表しました。SCIEX OSソフトウェアは、同時に発表された二つの新製品、Echo® MSシステムおよびSCIEX Triple Quad™ 7500 LC-MS/MSシステム-QTRAP® Readyに搭載されております。

「SCIEX OSソフトウェアにより、質量分析計がより使いやすくなります。計測は複雑なものかもしれませんが、SCIEX OSソフトウェアの長所は、それがシンプルに明快に表現できることです。」とPeak Proteinsのタンパク質質量分析のスペシャリスト、Rachel Rowlinson氏は述べています。「私のチームは、技術的に複雑なデータを読み解いていきますが、このOSは、チーム内で効率性を上げるための大きな原動力となりました。」

SCIEX OS ソフトウェアは、直観的に使いやすいデザインで、すべてのユーザーにとって質量分析力を強化することができます。主な機能は次のとおりです。

• 使いやすさ – ツールの共有、自動化、手作業による処理を削減し、データ分析が容易に。
  • サンプルの障害を自動検出し、自動的に修正処理。
  • 例外フラグによるレビューは、結果を手動チェックする工数を削減。
• 効率性 – 強力な統合アルゴリズムによって分析結果を最適化。
  • ピークモデリングでピークの検出と統合を改善し、その結果、ユーザーの入力の手間を　減らし、データ確認に必要な時間を短縮。
  • 自動結果チェックと異常値の除去により、承認されたキャリブレーション範囲の確立に要する時間を最小限に抑制。
• 完全性 – 監査証跡における完全なトレーサビリティとアカウンタビリティ (説明責任) を担保し、すべてのシステム、すべての実行におけるデータの正確性、完全性、整合性を実現。

「ソフトウェアは時に、機器以上に、とは言えないものの、機器そのものと等しく重要となります。分析のサンプル量が鍵となる状況では、オペレーションの障壁となる複雑なソフトウェアは理想的ではありません。」とNofalabのScience and Developmenマネージャー、Wim Broer氏は述べます。「特に7500システムを使用する上で、新しいSCIEX OSソフトウェアは大幅に改善されています。」

LCMSのVice PresidentであるDominic Gostick氏は、「SCIEX OSソフトウェアに対するお客様からの信頼・信望の声が、このプラットフォームを中核ソフトウェア製品として構築する当社の計画を後押ししています。実際、他のシステムとの統合は、今年後半に可能になる予定です。革新を続ける一方で、検証によって生じる課題を認識し、変更を加えながらお客様をサポートすることに取り組んでいます。」と付け加えました。

「SCIEX OSへの切り替え時に、リモートアクセスとデータ処理を可能にするネットワークアクイジッションも実装されました。同時接続ライセンスを使用することで、ベルギー内で、または海を越えた米国の同僚たちとでライセンスを同時に利用することができます。多くの人がリモートで作業しなければならないCOVIDの時代には、多くのメリットがあります。」と、ベルギーのJanssen R&D、Development Bioanalysis GroupのSenior Bioanalytical ScientistであるMarc De Meelder氏は述べています。

SCIEX Triple Quad™ 7500 LC-MS/MSシステム-QTRAP® Readyの詳細については、www.sciex.com/powerupをご覧ください。

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